防災バッグの重さを軽減! 手軽に味わえる「フリーズドライ」セットが非常食にぴったり<実物レポ>
防災バックといえば、食料、水、バッテリー、防寒具…さまざまなアイテムを詰め合わせて重くなってしまいがち。どれも必需品なだけに仕方がないとわかっていても、いざというときに重くて運べなかったり、持ち運びに支障が出てしまったりしては本末転倒。そこで今回は、インスタント味噌汁などを詰め合わせた“軽さ”がポイントの食料セットをゲットし、実際にバッグに詰めてみました。 【写真】カレー、雑炊、親子丼も! 「フリーズドライ」セットの中身一覧 ■セットの中身は? 今回ゲットした「【防災士監修】『1人あたり約200g(2日分相当)の防災バッグ向け詰め合わせ 2人分」は、インスタント味噌汁などを展開するアマノフーズが販売する、防災バッグの軽量化をテーマに、1人あたり200g弱で、2日間×2人分相当のフリーズドライ商品を詰め合わせたセット。 中には、みそ汁、雑炊、惣菜シリーズ、本格カレーなど、心と体を温めるバラエティー豊かな組み合わせがイン。例えばおみそ汁の「まごころ一杯」は、こだわりの国産野菜を具材に使用し数種類の味噌とブレンドして作られた通販専用商品で、なす、豚汁、しじみ、野菜など、10種類のおみそ汁が入っています。 個人的にテンションが上がったのは、お惣菜シリーズ。おかずとして、ごはんにかけて丼として2通りの楽しみ方ができ、親子煮、五目中華あんかけ、牛肉の卵とじの3種類がセットになっています。牛肉の卵とじを実際に作ってみたのですが、100mlのお湯を注いで軽く混ぜると、瞬く間に完成! 卵がとろっととろける出汁ベースの優しい味わいで、牛肉の旨味もしっかり感じられる優れものでした。 このほかにも、雑炊4種、カレー2種が入っており、全部で19種類のインスタント食品がセットに。2日分相当とありますが、ほかの備蓄品と組み合わせれば数日分の備蓄になりそう。 ■気になる重さは? いずれもフリーズドライなだけあって、一つひとつが軽いのが特徴。バッグの中に入れてみたところ、全部で1人あたり約200gと重さがあるともいえないほどで、軽々持ち運びできそうです。ただ角ばっているパッケージのものが多く、バッグの中でバラバラと散らばってしまうのは気になるところ。朝、昼、晩の1日分のメニューを振り分けて、それを袋に入れてまとめることで保管することにしました。 筆者は東日本大震災で避難生活を経験しており、非常時の食事には頭を悩ませたことを今でも鮮明に思い出します。特に電気、ガスが止まっており、辛うじて備蓄していた水分がある状況の中、ガスコンロで作った暖かい汁物が緊張でこわばった体をほっとほぐしてくれました。いざという時は食事に手間や時間をかけることは難しくても、さっと作れる食事があると思うと安心です。