歴史的名牝以来22年ぶり2頭目の無敗Vなるか 2戦2勝の大器がローズSに挑む
史上2頭目の偉業に挑戦だ。2戦2勝のオーロラエックス(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)が、ローズステークス(3歳牝・GII・芝2000m)で無敗戴冠を狙う。 【写真】歴史的名牝に続く無敗V狙うオーロラエックスのこれまで オーロラエックスは父サトノダイヤモンド、母ガリレオズソング、母の父Galileoの血統。母は米G3で2着2回の実力馬。半兄のビヨンドザファザーは今年のアハルテケSを制し、マーキュリーCで2着だった。また、伯父のマグニフィセントソング(Magnificent Song)は06年に米G1のガーデンシティBCSを制している。 ここまで2戦2勝。昨年12月の新馬(阪神芝2000m)は中団から差し切り。前残りの流れも何のその、一枚上の決め手を見せつけた。その後は半年の休養を挟み、6月の1勝クラス(京都芝1800m)に参戦。ここは番手から上がり3F最速でまとめ、3/4馬身の着差以上の完勝だった。今回は再度の休み明け、何より重賞初挑戦で一気の相手強化となるが、まだ底を見せていないのは大きな魅力といえる。 無敗でローズSを勝てば、02年のファインモーション以来、22年ぶり2頭目となる。歴史的名牝に続く偉業を果たし、秋華賞の主役候補に名乗りを上げられるか。いずれにしても今後を占う一戦となることは間違いない。