天王寺から浜松市動物園へ バフィンとモモ無事引っ越し
「エサも完食しています」
浜松市動物園へ引っ越しするバフィンとモモ。天王寺動物園の飼育員が思い出を語る THEPAGE大阪
12日に天王寺動物園(大阪市天王寺区)の人気者、ホッキョクグマの「バフィン」「モモ」の母娘が浜松市動物園へ帰ることをお伝えしましたが、その後「モモたちは無事に引っ越せたの?」という反応も多く頂いたので、天王寺・浜松両動物園に確認してみました。すると「無事に引っ越しを完了」「エサも完食しています」とのことでした。
天王寺・浜松両動物園のブログで近況報告
両動物園によると、「バフィン」「モモ」は13日午後、慣れ親しんだ天王寺動物園を出発し、同4時半ごろに浜松市動物園へ到着したそうです。到着時は少々興奮していたそうですが同6時ごろ寝室へ入り、2頭一緒になったらだいぶ落ち着いてきたとか。 そして、一夜明けた14日は、2頭とも元気で、エサを完食。経過観察のため天王寺動物園の下村幸治さんも浜松に駆けつけ、2頭の様子を見守ったそうです。 また、SNSでは「堂々の帰還はすがすがしい」「7月に逢いにいけそう」といった反応の一方、「もう天王寺におらんねやなあ」「寂しさがじわじわ」といった、早くも「モモロス」ともとれる声も多いようです。 天王寺動物園の下村さんも「天王寺動物園の100周年をすごく盛り上げてくれたことがいちばんの思い出」と話していましたが、これらの反応はいかに人気者だったかがわかる裏づけにもなっています。
引っ越し時や現在の様子は浜松市動物園公式サイトの「飼育員だより」、天王寺動物園「スタッフブログ」などで確認できます。 ■バフィンとモモ母娘。バフィンは19歳だった2011年3月「ホッキョクグマ繁殖プロジェクト2011」の一環として、浜松市動物園から天王寺動物園へ貸し出された。天王寺動物園にいたオスのゴーゴ(当時6歳)とのペアリングは、かなりの年の差カップルと注目を浴び、2014年に待望のモモ(メス)が誕生。天王寺動物園100周年も重なり、バフィンとモモは人気を集めた。ゴーゴは現在、和歌山県のアドベンチャーワールドに貸し出し中のため、今後天王寺では、昨年ロシアから来たもう1頭のホッキョクグマ、メスの「イッちゃん」(2歳)のみの展示となる。