ディーラーとショップって何が違うの? 大手バイクショップの店員に聞いてみた
免許なしだけど、「バイクが欲しい…バイクが欲しい…」と、いつかバイクを買うことを夢見ながら情報を集めていると、見知らぬ言葉が…。ディーラーってなんじゃ? 「ショップ」はその名の通り「お店」だとわかるが、これは何だろうか? まったく知識のない私が、最初に思い浮かんできたのは、カジノのディーラーだが、まず関係はなさそう。 【画像】[X350オーナーに朗報!] モリワキ初のハーレー用マフラーついに発売! そこで、ショップとディーラーで何が違うのか、大手バイクショップで働く知人に聞いてみた。ヒアリングの結果わかったことを、ここからまとめてみたぞ。
ディーラーとは正規販売店のこと
ディーラーは、メーカーと契約を交わしている正規販売店だ。ホンダでいえば、ホンダドリームやホンダウイング等が該当する。そのため、扱っている車両が特定のメーカーで統一されていることが、特徴だ。 サービスマニュアルやツールも一通り揃えられており、ディーラーネットワークでノウハウや技術情報も共有されているので、特定のメーカーに関しては、専門家といった印象。また、純正部品やアクセサリも取り扱っている。
ショップとは販売店全般のこと
一方でショップは、名前のとおりバイクを販売しているお店全般のことだ。中でも、メーカーと契約を交わしていない、販売業者を指すことが多い。ディーラーとは異なり、メーカー問わず、さまざまなバイクを販売しているため、バラエティ豊かなラインナップを店舗で確認できるのが、特徴だ。 幅広い品ぞろえがあるものの、ディーラーほどはメーカーから情報やツールが提供されておらず、純正部品やアクセサリの手配が難しかったり、手配できたとしても時間がかかりがちといったデメリットもある。 つまるところ、分かりやすく言うならば、純正iPhone充電器を取り扱っているAppleのお店がディーラー。「純正の充電器は取り扱ってないんですよ~…」という街の携帯ショップがショップといった感じだ。
ここが違うよ! ディーラーとショップ!
ディーラーとショップについて、なんとなくわかったものの、まだまだ?マークはたくさん。バイク店で働く知人に、具体的な質問をぶつけてみた結果、以下のことがわかったぞ。 ────────── ディーラーはどんな人向き? ────────── ディーラーは、特定のメーカーしか扱っていないことを考えれば、好きなメーカーや欲しい車種が決まっている人に向いている。ディーラーの方が、特定のメーカーのモデルについて、専門性が高いスタッフがいるというのも安心だ。実際に特定のメーカーが大好きな人は、ディーラーにしかバイクをもっていかないということも多いそうだ。 ────────── ショップはどんな人向き? ────────── ショップは、ひとつのメーカーにこだわらない、またはある面でマニアックな人向きだ。たとえば、現行車種に関してはディーラーの方が安心だが、旧車ともなるとメーカーはもはや部品を扱っていない。しかし、全国チェーンの大手ショップともなると、状態のいい中古部品を倉庫で大量にストックしている場合もあるので、旧車に関しては、とても頼りになるのだ。 スズキ カタナやホンダCB400FOURといった名車ともなれば、純正品互換の部品を販売していたり、独自のノウハウを持つ専門店が存在していたりもする。「何にこだわるのか?」という点で、ショップ派かディーラー派かが、分かれてくるだろう。