【箱根駅伝】77年連続出場の日体大は、"3本柱"に4年生の粘りを融合「古豪と呼ばれて久しいが、新しい駅伝も見せたい」
新しい日体大の駅伝も見せていきたい
今季は学生主体で「捲土重来」のスローガンを掲げた。10回の総合優勝を誇る伝統校ならではのフレーズである。1969年から5連覇を成し遂げるなど偉業も達成してきた。第60回大会の箱根路を走ったOBの玉城監督はしみじみと話す。 「昔は強かった『古豪』と呼ばれて久しいですが、そう言われているうちは上位では戦えません。古き良き伝統は継承しますが、新しい日体大の駅伝も見せていきたい。うちはスター選手が集まる大学ではなく、今年度も総合力で戦うチーム。往路も大事ですが、『復路に強い日体大』のイメージがさらに強くなっていけばな、と思います」 新たな時代のスタートとなる101回目を、名門復活のきっかけにするつもりだ。
杉園昌之