J1福岡・金明輝新監督 鳥栖で行った足払い事件など… パワハラ調査報告書に再注目
J1福岡の金明輝新監督(43)が、トップチームなどを指揮した鳥栖で指導を行っていたときのパワーハラスメントが、改めてクローズアップされている。Jリーグが2021年12月に公表した同氏の行為に関する調査報告書(要約・公表版)の内容が、ネット上で話題となっているのだ。 金氏は鳥栖U―18の監督時代(16~18年)およびトップチームで監督などを務めていた時期(18~21年)に、選手およびチームスタッフに対し、暴力行為や暴言によるパワーハラスメントを繰り返しており、多数のチーム関係者が深刻な精神的なダメージを受けるなどの被害を受けた。 報告書には、4人の弁護士が行った調査によって明らかになった金氏によるパワハラの実態が記されている。例えば、21年6月26日に起きた選手への足払い事件については、こう説明されている(抜粋)。 「『(ゲーム形式の練習中に後ろからファウルを行った選手に対して)お前がやったことをやってやろうか』などと言いつつ、当該選手の背中を強く押して、その襟首をつかみ、ユニホームを引っ張りながら、当該選手の背後から、右足で当該選手の右足首を右側から払って転倒させた」 そのほかパワハラ行為にも言及されているだけに、SNS上には「金明輝氏のパワハラ調査報告書を再読」「金明輝氏の調査報告書読むとパワハラどころの話ではなくて一般企業でもなかなか起こり得ない行為が並んでいる」「町田では問題を起こさなかったけど、監督になると責任が違いすぎるので、またパワハラ精神が復活するかもしれない」などの声が上がった。 福岡の川森敬史会長は16日の会見で「クラブとして過去の過ちは決して容認できないが、反省して再出発をしようとしている金明輝新監督を信じ、チームがさらに進化し、一体感を持って次のステップを目指し、挑戦していくこと決断した」と説明。SNS上には反省の上で就任した経緯などから反対意見ばかりではないが、記載内容のインパクトにショックを受ける人も少なくないようだ。
東スポWEB