【高校サッカー選手権】静岡学園が飛龍に6発快勝!2連覇&県内3冠に向け浜松開誠館との決勝へ
11月9日、第103回全国高校サッカー選手権静岡予選の決勝トーナメント準決勝2試合がエコパスタジアムで行われ、第2試合では静岡学園が6-1で飛龍を下し決勝に進出した。 【フォトギャラリー】 静岡学園 vs 飛龍 2連覇と県内3冠を目指す高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2024 WEST勢の静岡学園と、準々決勝で昨年度県予選準優勝の藤枝東を下し勝ち上がってきた飛龍の対戦。 立ち上がりから飛龍イレブンのハードワークに手を焼いた静岡学園だったが、それでも決定力で違いを見せた。28分、右からのクロスの跳ね返りを拾ったMF24篠塚怜音(2年)が右足ボレーでネットを揺らした。チャンスらしいチャンスもない中で、篠塚が決めた3戦連発先制ゴール。このゴールで静岡学園イレブンの動きも軽くなった。 32分にはMF11原星也(3年)が獲得したPKをDF3岩田琉唯(3年)が真ん中に蹴り込み2点目。さらに38分には、左サイドを突破したDF18土田拓(3年)の折り返しをFW13乾皓洋(3年)がゴール右に流し込んだ。 決して自分たちの流れとは言えない展開だったが、要所で決め切って3ゴール。静岡学園が3-0とリードを広げて前半を終えた。 後半に入ると静岡学園が華麗な攻撃を披露。52分、右サイドを原がドリブルで持ち運び中に送ったボールを2人が続けざまにスルー。すると大外に走り込んでいたのは右SBのDF22望月就王(3年)。斜めに駆け上がってフリーになった望月が難なく右足でゴールに蹴り込んだ。58分には中央突破から乾がボレーで5点目を決めると、61分にはMF14加藤佑基(3年)がボックス左から切り込んでニアを撃ち抜き6点目を挙げた。 一矢報いたい飛龍も72分、ポジションを上げたDF13渡辺優来(3年)がトラップで相手をかわしながらボックスに侵入すると、右足でニア上に強烈なシュートを突き刺した。 それでも飛龍の反撃はここまで。そのまま試合は終了し、静岡学園が6-1で勝利した。 勝利した静岡学園は16日に同スタジアムで行われる決勝で、2年ぶりの優勝を狙う浜松開誠館と激突する。 (文・写真=田原豊)