進化を遂げる医療の世界に「スーパードクター」…常識を超える技術と熱意!最新スーパードクターファイル
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、 総合新川橋病院 副院長 脳神経外科顧問 医学博士 佐野公俊先生 【動画】立秋を過ぎても「かくれ脱水」には要注意!簡単にできるチェック法をご紹介!あなたは大丈夫!?【0分37秒~】 ニューハート・ワタナベ国際病院 副院長 心臓血管外科医 医学博士 大塚俊哉先生 富山大学附属病院 膵臓・胆道センター 副センター長 第三内科 教授 医学博士 安田一朗先生 富山大学附属病院 膵臓・胆道センター センター長 第二外科 教授 医学博士 藤井努先生 の4名です。 今回のテーマは「~常識を超える技術と熱意~最新スーパードクターファイル」 日々進化を遂げる医療の世界には、常識を超えた技術と熱意で患者さんを健康へと導くスーパードクターがいます。そこで今回は、今ぜひ知っておきたいスーパードクターたちをご紹介します。
スーパードクターファイル No.1「佐野公俊」
<医療の常識を変えた!世界が認めるスーパードクター> 1人目のスーパードクターは、総合新川橋病院の副院長・佐野公俊先生。脳神経外科医の佐野先生が得意とする手術は、「脳動脈瘤」のクリッピング手術。脳動脈瘤とは、脳内の血管にできるコブのようなもの。破裂すれば約27%が命を落とすという「くも膜下出血」を招きます。佐野先生がこれまで行ってきた手術は約5000件。難しい症例があると日本中から声がかかる伝説の医師です。 <0.1mmの世界で戦うレジェンド> 佐野先生は、チタン製のクリップで脳動脈瘤の根元を挟み、その破裂を防ぐ「開頭クリッピング術」のスペシャリスト。クリップは、130種類以上あり動脈瘤の場所や大きさなどによって形状も様々。確実に根元を挟まなければ、再発の恐れもあるといいます。脳内には大小様々な血管が存在しますが、佐野先生は一切それを傷つけることはない「無血手術」の名手。長さ1cmほどのクリップを使い、脳内にある約0.1mmの血管を避け、動脈瘤の根元を確実に挟みます。 <79歳 戦う相手は己自身> 「常に己との勝負だから、次に自分を向上させる事だけが上達の道」と語る佐野先生。 手術の前は必ず絵に描いてシミュレーションを行うそうです。そして、手術後にも実際にどう見えたかを絵に描き、手術前のイメージと手術の精度を確認するのだとか。その絵は若い医師たちの資料として残しているそうで、その数は5000枚にも及ぶそうです。(※受診の際に紹介状は必要ありません)