<虎に翼>寅子の“戦友”として よねさん、ヒャンちゃん、梅子さん、涼子様、玉ちゃんも 女子部同期メンバーの“戦いの記憶”
第124回(9月19日放送)で、司法修習を受けるつもりがないことを明かした涼子。よねがその理由を尋ねると、「強いて言うなら、世の中への私なりの股間の蹴り上げ方かしら」「この先、弁護士になるもならないも私の手の中にある。せめて、そうしたかったの」と笑顔で返答。芯の強さや反骨精神を感じるせりふに、胸を打たれる視聴者が続出した。
そんな涼子の元お付きで、涼子を敬愛する玉は、戦争の空襲でけがを負い、車いす生活に。涼子に対して負い目を感じていたが、互いの本音を伝え合い、“親友”同士になった。「ライトハウス」で働くかたわら、学生たちに英語を教えている。
第84回(7月25日放送)で、本音をぶつけ合った玉と涼子。玉が英語で「あなたなしの人生は考えられない。私の親友になってくれませんか?」と問いかけると、涼子も英語で「あなたはもう親友ですよ」と返答。主従関係にあった二人が対等な関係となった場面に、「美しいシスターフッド」「高潔で美しい関係に胸を打たれた」など、感動の声が上がった。
振り返ると、法曹の世界で奮闘する寅子はもちろん、寅子と切磋琢磨(せっさたくま)し、長きにわたる友情を築いてきた同期メンバーの魅力に、改めて気付かされる。「虎に翼」は終わりを迎えたが、彼女たちの名シーンや奮闘ぶりは、この先も記憶に残り続けることだろう。