<虎に翼>寅子の“戦友”として よねさん、ヒャンちゃん、梅子さん、涼子様、玉ちゃんも 女子部同期メンバーの“戦いの記憶”
伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)が、ついに最終回を迎えた。男性ばかりの法曹の世界で奮闘する寅子と、彼女を取り巻くサブキャラクターたちが骨太な物語を彩ってきた。その中から、文字通り寅子の“戦友”だった明律大学女子部同期メンバーの、“戦いの記憶”を振り返る。 【写真特集】“ヒャンちゃん”ハ・ヨンスがまるで別人? 伝説のグラビア!
◇よねさん&ヒャンちゃん
かつて寅子が通っていた明律大学女子部法科の同期メンバーは、山田よね(土居志央梨さん)、“ヒャンちゃん”こと崔香淑/汐見香子(ハ・ヨンスさん)、竹原(大庭)梅子(平岩紙さん)、桜川涼子(桜井ユキさん)の4人だが、ここでは、涼子の元お付きで、現在は“親友”となった玉(羽瀬川なぎさん)も同期の一員として捉えたい。
全く違うバックボーンを持つ5人は、それぞれが個性豊かでありながらも、一つのチームとしてまとまりを見せていた。ぶっきらぼうで口は悪いが、人一倍熱いものを胸に秘めたよね、覚悟を持って生きる香淑、おおらかで包容力のある梅子、気高く優しい涼子、けなげで努力家の玉。彼女たちの魅力あふれるキャラクターが、主人公・寅子の個性をより一層、際立たせていた。
寅子とは犬猿の仲のようで、実は腹心の友であるよねは、猪突猛進(ちょとつもうしん)に突き進む寅子を怒ってくれる大切な存在だった。よねは戦後、再会した轟(戸塚純貴さん)と法律事務所を立ち上げ、一念発起して司法試験に合格。念願の弁護士になってからは、雲野(塚地武雅さん)、岩居(趙珉和さん)と共に原爆裁判に携わったのち、尊属殺人の罪に問われた美位子(石橋菜津美さん)の弁護を担当した。
第126回(9月23日放送)では、美位子の事件で法廷に立ったよねが、寅子の口癖の「はて?」を口にし、熱い弁論をふるった。理不尽な虐待にさらされ続けた美位子を救おうと必死で訴えかけるよねの姿に、視聴者からは「よねさん劇場」「心が震えた」など、感動の声が上がった。