【陸上】やり投・パリ五輪代表の斉藤真理菜が58m45でトップ 対抗Vは五輪代表の上田百寧/実業団学生対抗
◇秩父宮賜杯第64回実業団・学生対抗(7月20日/神奈川・レモンガススタジアム平塚) パリ五輪日本代表をチェック! 日本グランプリシリーズG2の実業団・学生対抗の女子やり投はパリ五輪代表2人が上位を占めた。 グランプリ出場の斉藤真理菜(スズキ)は6回目に58m45を投げて全体トップ。また、対抗戦は上田百寧(ゼンリン)が57m93を投げて優勝し、同2位(GP3位)の山元祐季(九州共立大院)が57m89でともに大会新だった。 上位はパリ五輪代表コンビが貫禄を示したかっこう。斉藤は「5回目まで技術的なことを考え過ぎてしまいました。6回目だけ、何も考えずに投げてやれ、とできましたが、最初からそれができないと……」と悔しがった。 パリ五輪代表が決まったことに、「できれば記録(参加標準記録)を出して行きたかったですが、アスリートとして一番の大きな大会、最高峰の大会に出られるのはめちゃくちゃうれしい」と素直に喜びを表現し、「予選でしっかり3回投げて、悔いのないように」と気合を入れていた。 上田は「しっかりトレーニングを積んで調整なしで臨んで、その状態でも60mを投げられると思っていたのですが」と納得いかず。「やりを引く時に頭がかぶってしまう課題を修正できませんでした」と振り返る。 22年オレゴン、23年ブダペストと世界選手権ではともに予選落ち。初の五輪に向けて「たくさんの方が応援してくださっているので、まずは自分が楽しんで投げている姿を見せたい。それができれば結果もついてくる。入賞を目指します」と目標を掲げていた。
月陸編集部