バグパイプ、キルトetc. スコットランドの伝統にあふれた幸せな邸宅ウエディング
ケイト・オコナーさんとデイヴィッド・リンジー=ベスーンさんのラブストーリーに占めるスコットランドの役割の大きさを考えれば、ふたりがこの地で結婚式を挙げたことには何の不思議もありません。まず、デイヴィッドさんはスコットランドのハイランド地方育ち(父親のジェームズさんは、第15代リンジー伯爵)。また、現在はロンドンに暮らすこのカップルが共通の友人を介して5年前に出会ったのも、パンデミックの間の避難先として暮らしたのも、そして、ふたりが婚約したのも、スコットランドででした。 「スコットランドで結婚するのは当然のことでした」と語るケイトさんは、アメリカ育ち。結婚式はスコットランドとアメリカの双方の文化を紹介する良い機会で、バグパイプによる演奏やキルトを着た男性たち、スコットランドのダンスのチュートリアルといったスコットランド文化に、テイラー・スウィフトの曲を結婚式の準備中のサウンドトラックにしたり、教会でのセレモニーで南北戦争時の行進曲を流すなどのアメリカらしい要素をつけ加えたのだとか。1週間雨が降り続いた後、晴れ間がさしたところで迎えたという幸せな結婚式の詳細を以下にご紹介します。
ウェルカムパーティ
イギリス国内やアメリカからはもちろん、オーストラリアからも家族や友人が9月のお祝いに駆けつけました。まずは、セント・アンドルーズにあるレストラン、フォーガンズでウェルカムパーティ。ここでは、カクテルを楽しみながら、伝統的なリールダンスをスコットランドのケイリー(ケルト圏で古くから親しまれてきた、歌やダンス、お酒を楽しむパーティ)バンドに教えてもらうというかたちで、スコットランド文化が紹介されました。
サムシングフォー
花嫁のエンゲージリングは、リンジー=ベスーン家の家宝。これがサムシング・オールドとなり、デイヴィッド・ヤーマンによるダイヤモンドとパールのイヤリングはサムシング・ニュー、ダイヤモンドのブレスレットは祖母から借りたサムシング・ボロー、そして、ジミー チュウのハイヒールの底に「K+D」の青いモノグラムをあしらって、サムシング・ブルーとしました。