法廷激震!警察が押収した「山健組組長」メモにあった「司」「高山」の文字の意味がヤバすぎる…ヒットマンが逮捕後に「六代目」の元に走った理由
組をあげて狙っていた?
10月11日の公判で検察側が明かしたのは、中田被告が大阪市内のパチンコ店で逮捕された時に所持していたリュックサックの中身だった。 iPhoneを含む複数の携帯電話とプリペイドカード。それだけではない。A4サイズの白い紙に書かれたメモを検察側は証拠として出した。 そのメモには、「司」「高山」という名前とともにその住所が記されていたという。 いうまでもない。六代目山口組のナンバーワン・司忍組長とナンバーツー・高山清司若頭の関係先を示すメモだ。裁判で証言に立った兵庫県警の警官は、法廷でこう語った。 「警察の組織犯罪対策にかかわる担当者に問い合わせ、司、高山の住所が六代目山口組のトップ、ナンバー2の関係先とわかった。メモは、中田被告が逮捕時は白い紙だったが、徹底的に調べた結果、指紋など(薬剤を使い)捜査したので今はピンク色に変色している」 このメモで何がわかったのか。 「中田被告は神戸山口組の最高幹部だったわけだから、井上組長の命令で、組をあげて2人を狙っていたんや。その裏付けになるメモであることがはっきりした。この事実が、事情聴取や裁判の公判前整理手続きで発覚してしまった。 中田被告は、抗争で劣勢の神戸山口組にいたままでは身の危険がある。そこで神戸山口組から六代目山口組に移籍を考えに至ったたと見ている」(前出・捜査関係者) 六代目山口組のトップ二人を狙っていたがそれもバレた以上、観念してその傘下に入ったということなのか。 いま裁判の争点は中田被告が犯人かどうか、その一点に絞られている。検察側の証拠は、犯行現場と中田被告の自宅を結ぶ、防犯カメラとその鑑定のみであり、直接的な証拠は存在しない。 この裁判員裁判が事件から5年も経過して始まったのはなぜか。中田被告の弁護人はその理由をこう明かす。 「検察側が膨大な防犯カメラの映像などを出してきたため、証拠の吟味に時間がかかった。ところがその証拠は鮮明とは決して言えない防犯カメラ映像のみで、決定的なものはない」
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