【ジャパンC・外厩情報】絶対に外せない〝V法則〟で浮かび上がる4頭…狙うべきは「ノーザンファーム天栄」仕込みの切れ者
[GⅠジャパンカップ=2024年11月24日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2400メートル] 現代競馬における最重要ポイントは牧場=トレセンの連携。ぶっつけでのGⅠ挑戦、1か月程度のレース間でも放牧に出ることが少なくない現状では、これがうまくいくかどうかが勝敗を左右する。 先週のマイルCSはソウルラッシュが悲願の初GⅠを獲得。チャンピオンヒルズ(ソウルラッシュが中間に活用)がノーザンファーム東西拠点(天栄&しがらき)の独走を止めると予想した通りの結末となった。2着エルトンバローズもチャンピオンヒルズで立て直した馬だったから、まさに今、最も勢いに乗った外厩と言っていい。 これで今秋のGⅠは6戦すべて外厩使用馬がV。そこに絞って勝負をかけている当欄も、うち3戦で勝ち馬指名に成功している。やはり、外厩を見ずして現代GⅠの馬券は取れない。 さて、国内最高峰のGⅠであるジャパンカップだ。このレースには避けて通れない〝特徴〟がある。それは業界トップである社台系生産牧場出身の馬の圧倒的強さ。過去10年で社台系の馬が勝ったのが2016年キタサンブラック、21年コントレイル以外の8年も占めている。当然、その中ではNF東西の外厩を利用して栄冠に輝いた馬も多い。 ならば、話は簡単。社台系生産馬で、かつ中間に外厩を使用した馬を狙うべし。該当馬は4頭。つまり、シュトルーヴェ、スターズオンアース、チェルヴィニア、ドゥレッツァだ。 チェルヴィニアを推したい。この馬、桜花賞→オークス時も、約1か月しか期間がなかったにもかかわらず、中間NF天栄に放牧→オークス2週前に帰厩し、栄冠を奪取しているが、今回も中5週の短いレース間だったが、しっかり天栄に出して、オークス時と同じように、2週前に厩舎に戻って調整している。当時と同じルートを通った調整過程こそが、木村厩舎&NF天栄の両者が順調なルーティンをこなしてきたことの証明だ。 昨年のイクイノックスに続く「木村厩舎」×「ノーザンファーム天栄」のJC2連覇――。これが〝4択〟の正しい答え方だ。