クロアチア代表、背番号10の系譜(2)天国から地獄へ…日本で歓喜→涙を味わう
クロアチア代表の「背番号10」は、どうやら他の国の「背番号10」とはやや毛色が違う。圧倒的なスター選手が着けているというより、先頭に立ってチームを引っ張る生粋のリーダーたちが着けてきた背番号だった。ユーゴスラビアが崩壊して独立した後、初出場だった1998年フランス大会から2018年ロシア大会までクロアチア代表が過去に参戦した5度のワールドカップで背番号10を託された選手たちの系譜を振り返る。
日韓ワールドカップ(2002)
背番号10:ニコ・コバチ(バイエルン・ミュンヘン) 生年月日:1971年10月5日(当時30歳) 個人成績:3試合出場/0得点1アシスト 監督:ミルコ・ヨジッチ 戦績:グループリーグ敗退 弟のロベルト・コバチとともにクロアチア代表の精神的支柱として長く活躍したセントラルMFで、1996年にA代表デビューを飾った。しかし、1998年フランス大会はメンバーから漏れていたため2002年日韓大会がワールドカップ初出場だった。 前回大会で初出場ながら3位と躍進したクロアチア代表だったが、日韓大会はグループリーグ敗退という結果に終わった。第2戦のイタリア代表戦で2-1の金星を挙げながら、初戦のメキシコ代表戦と第3戦のエクアドル代表戦を落としてしまい、グループ3位で惜しくも敗退となった。 ニコ・コバチはグループリーグ全試合に先発出場し、イタリア代表戦でミラン・ラパイッチの決勝ゴールをアシストして逆転勝利に大きく貢献した。
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