「街頭活動に専念。SNS見る余裕なし」と斎藤知事『SNS条例』制定を検討「誹謗中傷は控えるべき」
再選した兵庫県の斎藤元彦知事が、就任後、始めての会見に臨み「SNS条例の制定」の検討を進めると語りました。 兵庫県知事選を巡っては、SNS上で議論が過熱。 就任会見で記者から「去年SNS条例の制定を検討すると話していたが、どう考えるか?」と問われた知事は「心ない誹謗中傷は控えるべき」として「『SNS条例』制定検討を進める」と述べました。
■「心ない誹謗中傷は控えていくことが大事」SNS条例制定を検討
【記者】「就任式の際に、県職員の皆さんに『ネット上ではかなり厳しいご指摘もあった』という風に触れておられました」 「昨日の百条委の会見でも委員の方々が、ネット上での誹謗中傷であったり、脅迫めいた投稿について触れられていました」 「昨年10月に斎藤知事はSNS条例について考えているという風におっしゃっていました」 「その時にも『大変恐ろしく、身の毛もよだつ思いをし、SNSで誤った情報の拡散や、誹謗中傷などの問題に取り組む必要性を強く実感したとおっしゃっていましたが、今改めて知事に就任してSNS条例の制定についてはどのように考えておられますか?』 【斎藤知事】「今回の選挙戦はSNSで色んな情報が出たということが、報道各社さんで分析されたりしてます。私自身はあくまで最初に申し上げた通り、自分の政策や、自分の思いを訴えてきたという戦いでしたので。自分自身はそういった愚直にそういった取り組みを進めてきたということです」 「心ない誹謗中傷について、やはり皆さんの心を傷つける県民の皆さんを傷つけることになりますので、ここはやはり控えていくということが大事だと思っています」 「SNS条例の制定については、どういった形でやっていくかというのは、引き続き準備や検討を進めていきたいと思っています」
■選挙戦でSNS上に散見された誹謗中傷「街頭活動に専念。SNSを見る余裕なかった」
また、斎藤知事は、選挙中にSNS上で誹謗中傷が散見されたことについての受け止めを問われ、「街頭活動に専念していて、見る余裕はなかった」と述べました。 【記者】斎藤知事ご自身はSNS上で論争が過熱し、選挙中に一部誹謗中傷が流れていたということについてどのように見ていたのか? 「私は、ほんとに17日間、各地を走り抜けながらお昼も食べる余裕もない中で、頑張っていましたんで」 「目の前の県民の皆さんにしっかり接して、街頭活動と、話や握手も含めてさして頂くということに専念していましたんで、そういったところ(SNS)を、見る余裕がなかったというか、日々の活動に全力でやっていたということですね」