大学の文学部に入った息子。卒業後の就職先にはどんなものがあるでしょうか?平均年収や就職率についても教えてください!
大学の文学部に入学した息子は就職に不利なのではと考えている人もいるでしょう。かつては文学部が就職に不利と言われていた時代もありましたが、現在ではどうでしょうか。この記事では、文学部出身者の一般的な就職先と学部ごとの平均年収について詳しくご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
文学部卒業生の就職率
大学通信ONLINEが出している2024年学部系統別実就職率ランキングでは、文学部の就職率は表1のような数値が出ています。 表1
出典:大学通信ONLINE「全国757大学に今春の就職状況を調査した結果」より筆者作成 上位10校には国立大学(千葉大・北海道大)、私立大学、女子大学がバランスよく含まれています。多様な大学で高い就職率を維持していることから、文学部は高い就職率を誇る学部であり、さまざまなキャリアへの道筋が開かれていることが分かります。
文学部出身者の一般的な就職先
文学部の主な就職先業界は以下の通りです。 ・金融 ・サービス ・インフラ ・メディア(新聞・出版) ・外資系 ・教育関係 大学卒業後の就職先について具体的に見てみましょう。 ■法政大学文学部の主な就職先 法政大学文学部の主な進路先には、次のような企業や機関が含まれています。 株式会社ロッテ・株式会社伊藤園・明治製菓ファルマ株式会社・TOTO株式会社・株式会社キーエンス・株式会社ファーストリテイリング・株式会社ニトリ・東京エレクトロン株式会社・株式会社みずほ銀行・明治安田生命保険相互会社・株式会社千葉銀行・三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社・株式会社JALスカイ・東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)など。 証券会社や保険会社などの大手金融関係企業、通信・鉄道・航空会社などの大手インフラ関係が多く含まれています。 ■北海道大学文学部の主な就職先 北海道大学文学部の主な就職先には以下のような企業や機関があります。 札幌市・株式会社ニトリ・東京都・北海道大学・厚生労働省・株式会社北洋銀行 市役所や財務局、都道府県庁、大学職員など、公務員(みなし公務員)としての進路も多く見られます。