甘いものが苦手なのに、職場で毎月「お菓子代」として500円徴収されます。しかも私は新人なので「退勤後」に買い出し係をするためモヤモヤするのですが、些細なことと諦めるべきでしょうか…?
業務時間外のお菓子の購入は業務にあたる?
職場によっては、業務時間外にお菓子を購入しに行かなければならない場合もあるでしょう。厚生労働省によると、労働時間は「使用者の指揮命令下に置かれている時間のこと」と定義されています。 「お菓子を買いに行ってほしい」と上司から明確な指示があったり、「お菓子を買いに行かないと評価を下げる」と不利益を被るような状況だったりする場合は業務にあたるといえるでしょう。 とはいえお菓子の買い出しを強く強制したり、評価を下げたりするような職場は少ないのではないでしょうか。ほとんどの場合、「自主的に買い出しに行っている」とみなされ、業務には該当しない可能性があります。 時間外手当を要求することや、業務時間内に買い出しに行くことは難しいかもしれません。
自分が納得できる対応を
自分が食べないお菓子をプライベートの時間に買いに行くのは、なかなか納得できないことです。自分にメリットがないことであれば、上司に相談するなどして断ってもいいのではないでしょうか。 しかし職場のお菓子の買い置きは、長い慣習になっていることも多いものです。新人が買いに行くというシステムなのであれば、周りの職員も新人の頃に買いに行っていたということです。「私は食べないので」と断ることで少なからず反感を買う可能性があります。 職場の雰囲気を考慮した上で、割り切ってお菓子代を払うというのも1つの方法です。自分の最も納得できる方法を選んでくださいね。 出典 厚生労働省 労働時間の考え方:「研修・教育訓練」等の取扱い 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部