「あっきー魂の走り!」前人未踏の56分台の区間新 青学・野村昭夢を奮い立てたシューズへのメッセージ
第101回箱根駅伝は、青山学院大学が2年連続8回目の総合優勝を達成。6区で史上初の56分台をマークした4年生の野村昭夢選手を支えたのは仲間が書いたメッセージです。 【画像】衝撃の区間新記録を出した青山学院大学4年生の野村昭夢選手 山下りの6区を走った野村選手。序盤からハイペースの走りを続けますが、その表情は徐々に険しくなっていきます。 そんな中、15キロ地点付近で一瞬下を向いたときに見えたのは、苦楽を共にした同学年の仲間が、シューズに書いたメッセージでした。
5区・若林宏樹選手からは「限界への挑戦」、走ることが叶わなかった片山宗哉選手からは「あっきー魂の走り!狙うは加速の頂点、山下りの主役!」、徳丸涼太マネージャーからは「転がり落ちろ!」など、熱いメッセージが込められたメッセージシューズだったといいます。 その瞬間を野村選手は「15キロ地点くらいで長いなと思っちゃって。まだ結構あるなと思っちゃって、きつくなると下向いちゃうときがあるんで、でも下向いたら、何か書いてあるぞ、頑張るかみたいな感じで走っていました」と思い返し、その後もペースは衰えることなく力走。前人未踏の56分台となる56分47秒という大記録の裏には、仲間からの支えがありました。