イタリアは今年の成長率0.7%、工業は急激落ち込みも=経済財務相
[ローマ 12日 ロイター] - イタリアのジョルジェッティ経済財務相は12日、今年の経済成長率は労働日数調整後で0.7%となる見通しで、工業セクターは急激に落ち込む恐れがあると危機感を示した。メローニ首相の出身母体である右派「イタリアの同胞」の主催する政治イベントでの発言。 ジョルジェッティ氏はドイツ経済の不振がイタリアを圧迫しているとした上で、政府にとって主な懸念材料は工業セクターだと指摘。「急激な悪化の兆しが表れている」と述べた。 一方、成長見通しが目標から下振れても政府の財政目標は変わらないとも述べた。 イタリアは2026年に財政赤字の対国内総生産(GDP)比を欧州連合(EU)の財政ルールが定める3%以下に抑える方針。