高岡古城公園で冬支度 雪吊り始まる
●2日、大雨警戒 高岡市の高岡古城公園で1日、雪吊(づ)り作業が本格的に始まり、造園業者ら15人が樹木を雪の重みから守るために竹や縄で補強する作業に取り組んだ。 12月10日ごろまで、園内約3万本の樹木のうち、松やツゲ、ツツジ類など約1500本を対象に行う。クロマツやアカマツなど高木には、丸太や太い竹を支柱にして頂部から縄で枝を保護する「芯木吊り」、イチイやツツジなど低木は支柱で放射状に囲んで横縄を結ぶ「四又(よつまた)しぼり」などの手法を用いた。 公園管理事務所の放生稔所長は「今月下旬から紅葉が見頃となるので、北陸ならではの雪吊りと合わせて景観を楽しんでほしい」と話した。 富山地方気象台は、2日に前線や低気圧の影響で雨が降り続き、警報級の大雨が降る所があるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けた。24時間降水量は最大120ミリを予想している。低気圧の発達の程度によっては、海上で暴風となる恐れがある。 1日の富山県内は湿った空気の影響でおおむね雨が降った。最低気温は氷見市で9・9度、最高気温は富山市秋ケ島(富山空港)で24・7度だった。