「住み続けられる未来の大阪」をテーマに闊達な議論。最優秀賞は「挑戦する大阪」を掲げたグループが獲得
続いて審査員を務める国連を支える世界こども未来会議国会議員サポーターズクラブ幹事で、元防衛副大臣兼内閣府副大臣、元外務副大臣の中山泰秀氏が「皆さんのストレートな考え方、それから互いに議論をして意見が違うときもありますけれども、それをしっかりまとめていくというところも今日は頑張ってください。楽しみにしています。活発な議論をよろしくお願いします」、朝日放送グループホールディングス株式会社の胡摩ヶ野洋執行役員が「皆さん、初めての友達もいらっしゃると思うが、チームプレーなので、皆さんで意見を出し合ってつなげて、高め合ってワクワクするようなアイデアを出していただければと思います」、関西テレビ放送株式会社の和田由美総務局長が「皆さんのプレゼンを楽しみにしています。もしかしたら皆さん、緊張したりワクワクしたりしているかもしれませんが、私も皆さん以上にドキドキしてワクワクしています」とそれぞれ挨拶した。 会議は2部制で行われ、第1部では「住み続けられる未来の大阪」について考えるワークショップが行われた。ここではまず、このプロジェクトに協賛している日本電信電話株式会社が開発した「心臓ピクニック」と「わたしたちのウェルビーイングカード」を用いながらの自己紹介からスタート。 心臓ピクニックは聴診器を胸に当てると手に持った小型の箱が鼓動に同期して振動する装置で、緊張の度合いなどが可視化できるもの。カードはウェルビーイング=いきいきと生きるあり方や、心地よい状態=のための18の大事なことが書かれており、それを各々が提示しながら自己紹介することで、この人は“何を大事にしているのか”“何が好きなのか”といったことがより伝わりやすくなり、意思の疎通や共通理解が深まるというもの。 この自己紹介でコミュニケーションを深めたこどもたちはディスカッションをスタート。ここでは「住み続けられる未来の大阪」のために大事だと思うことが書かれているカードを各々1枚選び、その理由を考えグループ内で発表。各々の意見を出し合った上でグループとして1枚のカードを選び、さらに議論を重ね、具体的なアイデアをブラッシュアップ。そして各々ができる行動を考えるといったところまでの作業を進めた。