菊池雄星 花巻市女子野球タウン認定調印式に出席 花巻東の男女同時日本一へエール 大谷翔平から花も届く
エンゼルスに移籍した菊池雄星投手(33)が9日、岩手県花巻市に完成した複合野球施設「King of the Hill(K.O.H)」で行われた「花巻市女子野球タウン認定調印式」に立会人として出席した。 【写真】<花巻市女子野球タウン認定調印式>ドジャース・大谷から御祝の花が届く(撮影・沢田 明徳) 花巻市は全日本女子野球連盟の「女子野球タウン」に全国で18番目、東北では初の認定を受けた。花巻市と花巻東女子硬式野球部との連携、及び「女子硬式野球イーハトーブはなまき大会」の開催実績が評価されたという。会場には菊池の花巻東の後輩にあたるドジャース・大谷翔平からも花束が届き、華やかな雰囲気で行われた。 菊池は調印式の中で立会人としてあいさつ。自身が高校時代に地元のファンから応援された経験を踏まえ「野球人口が全国的に毎年減っている。高校野球もチーム数が減り続けている。僕自身も日々何ができるかということを考えて、オフシーズンは野球教室をやったり、いろんなイベントをして子供たちと触れ合ったりとか、この場所を作ったのも一つではある。そのような活動をして野球の素晴らしさを子供たちにもっと知ってほしいと思っていました」と話した。 さらに「心の底から思うのは、女子野球が発展することがカギだと思っている」と訴えた。「僕も子供を持っていますから、子供を習い事に連れていくのは基本的にはお母さんです。お母さんが野球をやったことがあるとか、野球が好きとか、そういうお母さんたちが1人でも増えることで自分の子供に野球をさせたいという流れになっていくと思うんですね。女子野球タウンとして地域として盛り上げていくのは、この場所のみならず野球界にとって安泰したものになるんじゃないかなと確信しております。花巻東高校は立ち上がったチームと言ってるんですけど、昨年は甲子園まで勝ち進み、このまま行くと男子より早く甲子園で優勝するんじゃないかと思っています(笑い)。お互い高め合いながら、同時に日本一になっていただきたいと思います」などとエールを送った。