角田裕毅「貴重な走行時間を失った」FP1序盤スピンを悔恨、チーム幹部も「最大限の成果を得られなかった」…土日は雨の対応がカギ?|F1
ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が第12戦イギリスGP金曜日のセッションを終え、FP2までを振り返った。 【動画】角田裕毅、FP1のターン7でスピン…グラベル上でスタックし赤旗の要因に 角田裕毅はFP1で、5ラップ周回したあと、ターン7でスピン。グラベル上でスタックしたこともあり、これで赤旗を誘発してしまう。FP1では残り50分トラックに復帰することができなかった。 現地時間午後のFP2で角田は26ラップ周回し、1:27.745がベストタイムだった。これは16番手という内容となっている。 角田は「FP1では理想的なスタートが切れず貴重な走行時間を失った」と序盤のスピンを悔やんだ。チーム公式メディアがその言葉を伝えている。 「FP1では走行時間がほとんどなかった一方、FP2では十分なデータを集めることができたし、今、自分たちがどこにいるのかはわかっている」 「FP2のタイムは思っていたより苦戦した形にはなりましたが、まだ時間はある。ここから0.2秒は短縮して、予選Q3(10番手以内)を狙えるはずだと確信している」 角田は「今のところ、マシンはハイスピードコーナーのあるこのコース特性にはあまり適していないように思えます」とも述べており、シルバーストン・サーキットの特性と、VCARB 01は相性が良くないとも率直に語った。 「他のチームはみんな合わせ込んできていますし、みんな良い仕事をしていると思う。僕たちもさらに努力して、より上を目指せるように戦っていきたい」 角田はモナコGPで8位入賞を果たし、その次のカナダGPでは終盤のスピンで入賞圏内から脱落。ここからの3レースはポイント圏外でのフィニッシュとなり、良い流れから遠ざかっている。今季の折り返しでもある第12戦イギリスGPではポイントを手にして、いい形で前半戦を終えたいところだ。 チーム幹部アラン・パーメイン氏は「ユウキはスピンにより、最初のセッションでほとんどの時間走行できなかった。結果として我々にとって、厳しい一日となってしまった」と、FP1での角田のスピンで予定が狂ったと回顧している。 「結果的にユウキはFP2に向けて十分な準備ができなかった。それもあり、初日は最大限の成果を得られなかったということになる。それでも彼は概ねマシンの出来に満足しているようだ」
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