KARA出身ハラさん、死去から約5年…「ク・ハラ法」が成立
子供に対する養育義務を怠った親の相続権をはく奪する「ク・ハラ法」が本日(28日)、韓国で与野党合意で可決された。 採決の結果、賛成284人、反対0人、棄権2人となった。第20代、第21代国会で発議されたが、与野党政争により処理されなかった「ク・ハラ法」がついに国会本会のハードルを乗り越えた。 この法律は、未成年者に対する扶養義務を重大に違反したり、被相続人又はその配偶者や被相続人の直系卑属に重大な犯罪行為やひどく不当な扱いをすると、相続権喪失宣告事由となるようにする内容を含んでいる。 2019年に亡くなったKARA出身ハラさんの実兄であるク・ホイン氏が「私たち兄妹が幼い頃に家出をして20年間にわたり音信不通だった実母が、ハラさんの死後、相続財産の半分を要求した」とし、立法を請願したことで「ク・ハラ法」と呼ばれるようになった。 先立って4月、憲法裁判所も「遺留分」制度の主要内容について違憲及び憲法不合致の決定を下した。 憲法裁判所は、故人の意思に関係なく、兄弟姉妹に一定比率以上の遺産相続を強制する遺留分制度が違憲だとした。 また「被相続人を長期間面倒を見なかったり虐待するなど、倫理に背く行為をした相続人に遺留分を認めることは不合理だ」と明らかにした。
クァク・ミョンドン