吹き抜けみたいな開放感と冷暖房効率のいいとこ取り。天井高2.6mのリビングが気持ちいい
吹き抜けリビングは、開放感があるものの、室内の温度管理が心配です。2年前に地元工務店で家を建てたライターは、吹き抜けの代わりに、リビングの上部だけ20cm高い、板張りの折り上げ天井を採用しました。リゾート感覚を味わえるシーリングファンも設置。すると開放感もありながら、冷暖房も効く気持ちのいい空間に。いいことずくめのリビングをレポートします。 【画像】わが家の1階の間取り
冷暖房効率やにおいが気になり吹き抜けは不採用に
筆者の一家は、夫婦と4歳、1歳の子の4人家族。約2年前に地元工務店で、2階建て5LDKの家を建築しました。 家づくりをスタートするとき憧れていたのは「吹き抜けのリビング」。理由は「1と2階がゆるやかにつながり、家族の気配を感じられる」というイメージがあったからです。しかし、考えるうちに吹き抜けのリビングのデメリットも気になり始めました。 筆者が住む地域は盆地のため、夏は暑く、冬は氷点下まで冷え込みます。そのため夏も冬も、冷暖房効率は重要なポイント。リビングを吹き抜けにすると、冬は暖気が上部へ逃げてしまいます。夏も、冷房の効きは落ちるはず。 また、においのことも気になりました。わが家は2階に主寝室と2つの子ども部屋があります。寝るときに調理の残り香がしたら、いい気分はしません。 上記のデメリットが気になり、吹き抜けリビングの採用をやめることにしたのです。
代わりに採用したのが、天井を20cm高くすること
吹き抜けリビングの採用をやめても、憧れを捨てきれずにいた筆者。リビングの天井部分のみ、ほかの部分よりも20cm高くした「折り上げ天井」を採用することにしました。 キッチンとダイニング部分は天井までの高さは2.4m、リビング部分は2.6mあります。この20cmの工夫により、吹き抜けリビングで得たかった開放感や、リゾート感に包まれています。
シーリングファンをつけても圧迫感なし!
筆者は、完成見学会の際に一目ぼれした「HERMOSA(ハモサ)」のシーリングファンを採用しました。見た目のシンプルさと、羽のデザインが折り上げ天井の木の風合いにマッチ。圧迫感なく、リビングになじんでいます。 シーリングファンが回るのを眺めながらお昼寝。そんな憧れていた時間をのんびりと満喫しています。このファンを取りつけたことで、LDK全体の冷暖房効率もアップ!