【動画】1日の天気 - 天気下り坂 西日本では激しい雨も 2日は西~東日本で大雨のおそれ(1日7時更新)
きょう(金)は、前線の影響で西から雨の範囲が広がるでしょう。西日本では激しい雨の降る所があり、晴れ間の出る関東にも夜は雨の範囲が広がる見通しです。台風21号から変わる低気圧や前線の影響で、週末にかけて西日本や東日本では大雨のおそれがあります。土砂災害などに警戒が必要です。
台風21号は台湾付近を北上して、沖縄からは離れていく見込みです。ただ、沖縄ではきょう(金)も強い風や高波にご注意ください。台風はあす(土)には東シナ海で温帯低気圧に変わる見通しですが、低気圧や前線の影響で、あす(土)にかけて西日本や東日本では大雨となる所があるでしょう。 きょう(金)の午前中は西日本を中心に雨の範囲が広がっていきそうです。午後は、九州北部や四国を中心に激しく降る所もあるでしょう。東日本は午前中を中心に晴れ間もありますが、夕方以降は東海や北陸にも雨の範囲が広がって、夜は関東も雨となりそうです。お出かけの際に雨が降っていなくても、雨具をお持ちください。札幌周辺も雨が降りやすく、夜遅くなると東北でも雨の降り出す所がある見込みです。
日中の気温はきのう(木)より高く、関東から西は23℃前後の所が多くなりそうです。札幌も17℃、仙台も20℃など、各地でこの時季としては高いでしょう。
あす(土)は西日本から東日本の広い範囲で雨となりそうです。昼ごろにかけては九州北部で1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれもあります。活発な雨雲は次第に東へ移っていき、夜は関東でも土砂降りの雨となるでしょう。風も強まって荒れた天気となりそうです。 西日本はあすにかけて、東日本は日曜日の朝にかけて大雨のおそれがあります。北陸も日曜日(3日・文化の日)の朝までの24時間で120ミリの雨が予想され、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要です。
日曜日の日中は天気が回復に向かい、月曜日(4日)にかけて秋晴れとなる所が多くなりそうです。ただ、北海道は低気圧が通過するため、雨や風が強まるおそれがあります。 (気象予報士・及川藍)