11月1日(金)の天気と降水確率

　11月スタートのきょう(金)は西から天気は下り坂で、次第に雨の範囲が広がりそうだ。東日本や西日本では、あす2日(土)にかけて大雨になるおそれがあり、土砂災害などに注意が必要となる。また、台風21号は温帯低気圧に変わるが、沖縄ではきょうも高波や暴風に警戒が必要だ。

西から雨　夜は関東も本降りに

11月1日(金)の雨の予想

　きょう1日(金)は高気圧が東に離れ、西から前線が近づく。午前5時現在、すでに九州や四国にも雨雲がかかっているが、このあとはさらに雨の範囲が広がりそうだ。昼前には西日本の広い範囲で雨が降り出し、九州や四国など雷を伴って激しく降る所がある見込み。午後には東海など東日本でも天気が崩れ、傘の出番となりそうだ。日中までは晴れる関東も早ければ夕方には雨雲がかかり、夜は東日本から西日本の各地で本降りの雨となる見込み。出かける時に雨が降っていなくても雨具を準備しておきたい。

大雨時の注意点

　また、東日本や西日本では、あす2日(土)も雨で雷を伴って激しく降るおそれがある。西日本はあすにかけて、東日本ではあさって3日(日)にかけて大雨のおそれがあるため、土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水などに警戒が必要だ。

48時間予想降水量

■1日午前6時から2日午前6時までに予想される24時間降水量（多い所） 　九州北部　200ミリ 　四国　150ミリ 　中国地方　100ミリ ■その後、2日午前6時から3日午前6時までに予想される24時間降水量（多い所） 　九州北部、四国、近畿、東海　150ミリ 　中国地方、北陸、関東甲信　120ミリ

11月1日(金)の天気分布

　一方、北日本は午前中は晴れる所が多いが、午後には雲が広がってくる。低気圧が近づく北海道では、昼頃から雨になる所がありそうだ。

雨でも気温高め

11月1日(金)の最高気温

　最高気温は北日本ではきのうと同じか低い所があるが、その他はきのうより高くなりそうだ。東日本や西日本では23℃前後まで上がり、この時季としては高くなる見込み。

沖縄は台風の影響残る

台風21号の予想進路

　台風21号はこのあと東シナ海に進み、あす2日までに温帯低気圧に変わる見込みだ。沖縄では、きょうまで台風の影響が残り、 風が非常に強く、大しけやしけの所がありそうだ。また、台風周辺の湿った空気の影響で大気の状態が不安定なため、石垣島など八重山地方を中心に雷を伴った激しい雨の降るおそれがある。 （気象予報士・多胡安那）