「グッドマンは泣いて出場を訴えた」井上尚弥はなぜ“1カ月延期”を受け入れたのか? 試合10日前に異例の決断「代役を立てる可能性もあったが…」
来春のラスベガス計画にも影響?
付け加えると、ここで次戦が1カ月でも先送りになったことで、井上の今後のスケジュールへの影響も気になるところだ。グッドマン戦を首尾よくクリアしたと仮定して、来年4月には久々の米リング登場となるラスベガス戦が計画されていたのはご存知の通り。準備期間を考えれば、海外戦の日程にもマイナーチェンジがあっても不思議はない。 ベガス戦の相手はWBC1位のアラン・ピカソ(メキシコ)が有力視される中、盛んに挑発を繰り返すWBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との兼ね合いでWBA王座をどうするのかも考慮せねばなるまい。それらも含め、ここ数日で未知数の要素が一気に増えた印象もある。 グッドマンの左目上のカットをきっかけに、モンスターはより慌ただしい時間を過ごすことを余儀なくされる。近未来は見極めづらくなり、余計に目が離せない日々が続きそうな予感も漂ってきている。
(「ボクシングPRESS」杉浦大介 = 文)
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