「新NISAで資産1億円も夢ではない」2024年の大ヒット本に学ぶ"投資初心者でも理解可能なリアルすぎる戦略"
■管理職の「罰ゲーム化」を修正する4つのアプローチ 最後にご紹介したいのが、第13位の『罰ゲーム化する管理職』。パーソル総合研究所上席主任研究員、小林祐児さんが、管理職の「罰ゲーム化」を修正する方法を示した一冊です。 残念ながら、現代日本において「罰ゲーム化する管理職」という言葉に違和感を抱く人はほとんどいないでしょう。実際、パーソル総合研究所の国際調査によると、日本における「管理職になりたいメンバー層の割合」は21.4%で、他の国に大差をつけて最下位。多くの人が“管理職の罰ゲーム化”を体感しているからこそ、管理職になりたがらないのでしょう。 とはいえ、この惨状を放置するわけにはいきません。小林さんは本書で、管理職の「罰ゲーム化」を修正するためのアプローチを4つ紹介しています。 (1)フォロワーシップ・アプローチ:管理職の部下であるメンバー層へのトレーニングを増やす (2)ワークシェアリング・アプローチ:管理職の役割を変更したり共有したりすることで、全体の役割や業務量を調整する (3)ネットワーク・アプローチ:管理職同士のネットワークを構築し、社内に相談し合える相手がいる状態をつくる (4)キャリア・アプローチ:会社の昇進構造や選抜の在り方を変更する さて、あなたの組織はどのアプローチから着手しますか? 経営層や人事担当者はもちろん、「来年こそ昇進“してしまう”かもしれない」「マネジメント経験はほしいけど、この会社で昇進するのは正直気が重い」と感じている人にも一読をおすすめします。 続いて、2024年の人気著者ランキングです。今年特によく読まれた著書と一緒にご紹介します。 ■「2024年の人気著者」ベスト10&2024年の人気要約 ---------- 第1位:有川真由美 『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』(PHP研究所) 第2位:内藤誼人 『イライラ・不安・ストレスがおどろくほど軽くなる本』(明日香出版社) 第3位:樺沢紫苑 『精神科医が教える 幸せの授業』(飛鳥新社) 第4位:中野信子 『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』(サンマーク出版) 第5位:安達裕哉 『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社) 第6位:枡野俊明 『人にも自分にも振り回されない動じない心のつくり方』(SBクリエイティブ) 第7位:田尻望 『なぜ、あの人は仕事ができるのか?』(すばる舎) 第8位:三宅香帆 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社) 第9位:松橋良紀 『聞き方の一流、二流、三流』(明日香出版社) 第10位:小林弘幸 『はじめる習慣』(日本経済新聞出版) ---------- ※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2024年の閲覧数ランキング