韓国警察、大統領府の家宅捜索に着手 “非常戒厳”めぐり
韓国の尹錫悦大統領が一時宣言した“非常戒厳”をめぐり、韓国警察は11日午前、大統領府の家宅捜索に踏み切りました。 韓国メディアによりますと、捜索令状には被疑者として尹大統領の名前があり、大統領の執務室などが捜索の対象となっています。 戒厳後、尹大統領を対象とした強制捜査は今回が初めてです。 ただ、警察は先ほど、大統領府の捜索に着手したものの、現場で足止めされていて、まだ中には入れていないと明らかにしました。 軍事機密を扱う場所への捜索が法律で制限されているためで、今後も入れない可能性もあるということです。 また警察は11日未明、警察トップの警察庁長官も緊急逮捕し警察庁も捜索しました。警察組織の関与も調べる方針です。 こうした中、韓国法務省幹部は10日夜、内乱などの疑いで逮捕された金龍顕前国防相が拘置所で自殺を図ったと明らかにしました。 下着などをつなぎあわせ自殺しようとしたものの、すぐに係官が発見し、金前国防相の命に別条はないということです。