NTTとトヨタが「交通事故ゼロ」で協業を深化! 何が起こる? 注目2社による「モビリティ×AI・通信」の取り組みとは?
具体的な共同の取り組み内容としては、「モビリティAI盤」を共同で開発/運用し、交通事故ゼロ社会の実現に向けた取り組みに活用。そしてモビリティAI基盤は以下の複数要素により構成されています。 ーーー 1.分散型計算基盤(データセンター) AIで膨大なデータを分析/処理するための計算資源(データセンター)を、IOWNの光通言技術を活用し、分散した場所に設置。再生可能エネルギーが豊富な地域に立地させることで電力の地産地消の実現と、分散した計算資源やAIの連携・処理における高い電力効率を実現することで、データ分析/処理に必要となる膨大な電力のグリーン化を推進。 2.インテリジェント通信基盤 市街地や地方・郊外などの様々な交通環境・状況に適した切れ目ない通信により、ヒト・モビリティ・インフラを協調させる仕組みを構築。言頼性が高いことに加え、大容量のデータに対する低遅延な通信を実現。 3.AI基盤 「分散型計算基盤(データセンター)」と「インテリジェント通信基盤」を土台にして、ヒト・モビリティ・インフラからの多様なデータを学習・推論するモビリティAIを実現。 ーーー このモビリティAI基盤はモビリティ分野での標準化を目指しているといい、今回の2社だけでなく将来的には交通事故ゼロ社会の実現に共感した産官学のパートナーに広く活用いただくことを想定しているようです。 ※ ※ ※ なお今回の取り組みに関して、2030年までに5000億円規模の投資を見込んでいるといい、2025年以降モビリティAI基盤の開発をスタート。 そして2028年頃から様々なパートナーと三位一体でのインフラ協調による社会実装を開始し、2030年以降の普及拡大を目指していくとしています。
くるまのニュース編集部