【東京23区】1億円で購入するなら「タワマン」と「戸建て」どちらがいい? 2024年に“1億円で買える物件”のスペックもあわせて解説
近年、都市部を中心とした地価・不動産価格の上昇が続いていると報じられています。特に東京都においては、湾岸などに建つタワーマンションが一種の「バブル状態」であると話題になっていることを聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。 本記事では、現在「1億円」程度で購入できる東京23区内の「マンション」と「戸建て」について調べます。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
現在、東京区部で「1億円」の住居とはどのようなスペック?
2024年5月22日時点で、東京23区内で「1億円」程度で購入できる「マンション」と「戸建て」のスペックを確認してみましょう。今回は住宅情報サイト「SUUMO 関東版」を活用し、以下のような条件で検索を行いました。 ・マンション、戸建てとも「新築」に限定 ・エリアは、東京23区の「都心部(※1)」および「東部(※2)」に限定 ・価格帯は、「9000万円以上/1億円未満」に限定 ・「価格未定」の場合は検索結果に含めない (※1)千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、渋谷区 (※2)台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区 検索結果は以下の通りです。 【マンション】 ヒット数:36件 最寄駅からの時間:徒歩3分~20分(駅から10分以上の物件は「晴海フラッグ」がほとんど) 間取り:1LDK~4LDK 建物面積:43.61平米~81.92平米(60平米台が最も多い) 【戸建て】 ヒット数:33件 最寄駅からの時間:徒歩2分~15分 間取り:1LDK~4LDK 建物面積:82.42平米~136.72平米(80平米台・100平米台が多い) 土地面積:44.16平米~93.89平米(60平米台が最も多い) 同価格帯であれば、全体的に「戸建て」のほうが、建物面積や間取りを広くできる傾向がありました。子どもが2名以上のファミリー層であれば、戸建ての購入を優先して検討するほうが良いかもしれません。 一方、2021年に開催された東京オリンピックの「選手村」跡地として話題になった「晴海フラッグ」は例外ですが、マンションのほうが戸建てよりも「駅近」である傾向がありました。通勤・通学の利便性などを住宅の広さよりも優先する場合は、駅からの距離が近いマンションを購入することも一案でしょう。