【DAZN×EL GOLAZO】3年ぶりに広島に帰ってきたMF川辺駿がベルギーでヤヤ・トゥーレコーチから得た学びとは。「『サッカーは頭でするものだ』と言っていた」 | Jリーグ
【国内サッカー・ニュース】『DAZN』×『EL GOLAZO』の共同企画『Who’s The Hero』では、毎節の試合から注目選手をピックアップし、DAZN公式Youtubeチャンネルで試合前に収録したコメント映像を配信。今回はサンフレッチェ広島に帰ってきたMF川辺駿にクローズアップした。 ●【動画】サンフレッチェ広島 川辺駿インタビュー
「このクラブからオファーが来たことがすごく嬉しかったですし、チームの力になりたいと思ったので、帰ってくることを決めました」。 現在28歳の川辺は、今夏にベルギーのスタンダール・リエージュからサンフレッチェ広島に約3年ぶりに復帰を決めた。広島の下部組織出身のボランチは、2014年にトップチームに昇格。2015年から17年にかけて期限付き移籍で加入したジュビロ磐田で花開き、18年から21年シーズン途中まで広島の中心選手としてチームを支えた。 その後はスイスのグラスホッパー・クラブ・チューリッヒやベルギーのスタンダール・リエージュなどに所属し、自身初の欧州挑戦を決断した。 欧州で過ごした3年間で、「やっぱり1試合1試合が勝負という中で、活躍しなければいけない、次がないという状況がすごく自分を成長させてくれましたし、能力が高い選手がたくさんいたので、その中で自分がどう活きなければいけないのかというのをすごく考えた時間でした」と自身にとって貴重な経験を重ねて、「それに順応すればするほど、活躍できるようになっていたので、日本に帰ってきてもまた順応していくことがJリーグで活躍する大事なポイントになる」と活躍を見据えている。 現役時代はFCバルセロナやマンチェスター・シティなどビッククラブで活躍した元コートジボワール代表のヤヤ・トゥーレ氏がスタンダール・リエージュのアシスタントコーチを務めていた。そんなコーチから「すごく大きくて、フィジカルがパッと見で目につく人なのに、『サッカーは頭でするものだ』と言っていたのを聞いてすごく説得力があるというか、どれだけフィジカルが強くても、頭の部分でサッカーしなければいけないんだと感じた」と言う。 チームとしては30年ぶりのリーグ6連勝を記録し、15年以来のJ1制覇へ勢いを強めている広島。悲願のタイトル獲得に向けて川辺は、前回優勝した頃を振り返って「スタメンの選手だけではなくて、交代の選手も含めてチーム全体で闘えていた印象があるので、途中から出た選手が活躍することは大事なポイントだと思う」と自身の考えを明かした。 3シーズンぶりに帰ってきた古巣を悲願の優勝へ導くべく、広島のラストピースとして川辺は、「本当にクオリティーのある選手は多いですし、一つひとつ勝っていくことが重要になる」と先の待つ厳しい戦いへの決意を語った。 今週末は31日、ホームでFC東京と対戦する。首位を走るFC町田ゼルビアと勝ち点「2」差に迫る中、広島に帰ってきた背番号66の活躍に注目したい。