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2020年ごろのコンセプトが形に
「Live News α」では、暮らしを変えるテクノロジーにくわしい「IoT NEWS」代表の小泉耕二(こいずみ・こうじ)さんに話を聞いた。 堤礼実キャスター: ーー小泉さん、ことしも現地を訪れ、取材されているということですが、いかがでしたか? IoT NEWS代表・小泉耕二さん: 2020年ごろに話題になっていたコンセプトが実際に形になっていました。例えば、5年ぶりにトヨタがスマートシティーである「ウーブン・シティ」をアップデートしたことを発表していましたが、ことし100人程度から入居が始まるということです。 さらに、ソニー・ホンダモビリティから「アフィーラ1」という車が価格を含め発表されました。こちらは、ソニーが5年前に発表した「VISOION-S」と呼んでいたコンセプトカーなんですが、いよいよ市場に出てくるわけです。 どちらもかなり話題になったコンセプトで、5年越しに実現されたという意味では、非常に感慨深いものがあると思います。 堤キャスター: ーー技術開発の傾向としては、どんなトレンドを感じましたか? IoT NEWS代表・小泉耕二さん: まだ初日なのですべてを見たわけではないのですが、例えば、音声応答やロボットを使ったスマートなコミュニケーションであったり、リング型デバイスなどのウエアラブルや「トイレテック」といったヘルスケアを意識した取り組み、あとはAR(拡張現実)技術やカメラ、音声応答など、さまざまな機能を備えたスマートメガネなど、驚くというよりは、「確かにあったらいいな」という感想を持つようなデバイスが多くある印象でした。 堤キャスター: ーーこれからテクノロジーは、どこに向かっていくのでしょうか? IoT NEWS代表・小泉耕二さん: この数年間で、テクノロジーでできることをやってみせるという技術サイドからのアプローチから脱却していて、生活者にとって必要な機能をスマートに備えたデバイスが増えてきていると思います。 これは、数年前からいわれていることですが、人中心(ヒューマン・セントリック)という考え方が世界的にも一般化してきているからだと思います。 堤キャスター: ーー人が中心とは、具体的にはどういうことなのでしょうか? IoT NEWS代表・小泉耕二さん: 例えば、パナソニックが基調講演でサステナビリティーを訴えていましたが、持続可能な社会を実現するうえで、どういったテクノロジーを使いこなすことが重要になるのかを考えることが、必要になると思います。 そういうことをふまえて、生成AIやAIを搭載したロボットが多く登場し、機能的にデバイスを制御してくれることで、さらに豊かで快適な生活が実現していくのではと思います。 堤キャスター: AIや半導体を核とした次の時代への変革が始まっています。 暮らしに寄り添ったテクノロジーの進化によって、豊かで便利な未来を期待したいです。 (「Live News α」1月8日放送分より)
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