あのちゃん、誕生日に欲しいものは「週刊誌に付いてこられない家」5年で激変した環境についても語る
歌手・タレントのあのが9月4日、都内で2nd写真集「あの在処」(小学館)で発売記念記者会見を開催。5年ぶりとなった写真集への思いを語った。 【写真】サプライズのバースデーケーキに照れ笑いのあのちゃん ■突然の体重公開は「ネタ切れ」だから 2泊3日の撮影は、自然豊かな新潟・佐渡島で行われ、「羽を伸ばしてリラックスできた」と振り返る。 1st写真集以降は自身のこだわりもあり、いくつかの話を断ってきたというが、前回と同じく「信頼する写真家・川島小鳥さんに撮影してもらえるなら」ということで今作が実現。 「5年たって、数字的には短いんですけど、僕的にはすごく激変した。環境の変化もあって、今の自分を切り取って残してもらいたいと率直に思いました」と、5年ぶりとなった写真集への気持ちを語った。 体作りについては、「写真集って絞るのがデフォなのかもですけど、全く絞らず、自然体な姿で挑みました」と話すあの。8月30日に自身のYouTubeチャンネル「あのちゅーる」で体重44.4キロと公開しているが、これは特に撮影前の体作りではなく、「ネタ切れです」とのこと。「公開できるものが本当に非公表だらけなので、いろんなCMにも出させていただいてて、できることが少なくて、体重なら大丈夫!と思って公開しました」と、苦笑混じりに内幕を明かした。 ■普段着ない肌を見せたワンピースはお気に入りの衣装 今回の写真集は、“あのちゃん”のイメージを体現する衣装から意外性のある衣装まで、全19着で撮影された。お気に入りの衣装を聞くと、「今回の写真集の一つテーマでもあるんですけど、大人っぽさとか、ドレッシーとか、きれいな姿を見せたいっていうのがあって、衣装的にはワンピース。普段あまり着ないような、肌が出ているワンピースもあって、それはすごく気に入っています」とにっこり。 また、お気に入りのカットでは、佐渡名物のたらい舟に乗るカットをチョイス。水色のロリータ衣装を着たあのが時代的なたらい舟でくつろぐ不思議な絵となっており、あのは「イリュージョン感」と表現。「ロリータ結構好きなんですけど、こうやって自分が着て、それでいてこのたらい舟っていうなじみがないものと、誰か分からない人(たらい舟の漕ぎ手)と一緒にいる。世界線が全く違うけど、ここで重なりあった違和感の巡り合いみたいなイリュージョン感がかわいくて好きです」と、独特の感性で説明した。 ■週刊誌に付いてこられない家が欲しい 写真集の発売となったこの日はあのの誕生日でもあり、会見の最後にはあのの写真入りバースデーケーキと花束が贈られた。サプライズでの出来事だったため、あのは「僕が祝われるのがすごく苦手というのを知っているのに祝ってくれて。そのぐらい“おめでとう”という気持ちが伝わってきてうれしいです」と、思わず照れ笑いの姿を見せる。 誕生日で欲しいものを聞かれると、「結構手に入れているので、あんまりないんですけど(笑)、家が欲しいですね。週刊誌に付いてこられない家を買いたいです」と、注目を集める存在ならではの悩みを笑いながら答えた。 最後に「『あの在処』が発売ということで、個人的にも自分自身の人生そのものが“あのちゃん”というか、自分自身も居場所が“あの”っていうところにあるなと思っているので、このタイミングで写真集に自分を切り取って残していただけてすごくうれしいです」と改めて今作への思いを振り返り、会見を締めくくった。 ◆取材・文=鈴木康道