湘南FW石井久継が2か月ぶりに全体トレーニング復帰。J初ゴールから上り調子での負傷も「ポジティブに怪我と向き合えた」
「すぐにでも違いを見せていきたい」
「足の調子は良くなってきました」 7月20日のJ1第24節・ガンバ大阪戦(1-0)でシュートブロックの際に右膝内側側副靱帯を損傷した湘南ベルマーレのFW石井久継が、9月11日、2か月ぶりに全体トレーニングに復帰。元気な姿をアピールした。 【画像】ホーム平塚に集結!最後まで声援で後押しした湘南ベルマーレサポーター! 今季がルーキーイヤーの石井は、6節の東京ヴェルディ戦(1-2)でプロとして初出場(昨季も2種登録としてリーグ戦4試合に出場)。12節のサガン鳥栖戦(2-1)以降、ベンチ外が続いたが、19節のFC東京戦(0-1)から再びメンバーに絡み始めると、21節の浦和レッズ戦(3-2)でJ1初ゴールを挙げた。 プロの水にも慣れ始め、結果もついてきたタイミングでの負傷。悔しさもあったはずだが、本人は明るく振る舞った。 「早速、試練が来たなと。でも、ポジティブな気持ちで怪我と向き合えました。負傷していなかったからといって試合に絡めていたかは分からないけど、もし試合に出続ければ自分と向き合う時間がなくなってしまうし、慢心も出てきてしまうと思う。食事とか、ピッチ外の部分を見直す良い機会になりました」 負傷直後から室内でのリハビリを開始し、つい先日まではピッチの脇で別メニュー調整していた石井。そのため当面の課題は「体力」だという。 「(同じく離脱していた平岡)大陽くんも『体力的にはまだキツイ』と言っていたし、復帰直後は仕方のないことだと捉えつつ、できるだけ早く戻せれば。ただ、ボールを持った時のプレーは、すぐにでも違いを見せていきたい。監督やコーチに『あとは体力だけだ』と思ってもらえるくらい、アピールしていきます」 湘南の3-5-2システムの中で、2トップの一角やサイドボランチ(インサイドハーフ)を担う石井。得意のドリブルやターン、スルーパス、シュートで練習からアピールし、今季の残り9試合で少しでも多くピッチに立ちたい。 取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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