与那国町議会は14日、町内の港や空港を、自衛隊が利用することを念頭に整備する施設の対象とするよう国に求める意見書を賛成多数で可決しました。 　国は、与那国町の空港や港を自衛隊の使用を念頭に整備する「特定利用空港・港湾」の候補にしているとみられ、与那国町議会では14日、国に、この対象施設への指定を求める意見書案を審議しました。 　意見書に反対・田里千代基議員「（特定利用空港・港湾は）軍事利用の施設とみなされ、万一の有事の際には真っ先に攻撃対象となる」 　意見書に賛成・上地常夫議員「空港・港湾が整備されるためには、今のチャンスを生かすべき」 　このあとの採決では、退席と欠席を除き、賛成5人、反対2人で可決されました。意見書案を提出した嵩西議員は終了後、取材に対し、防衛大臣や県知事に直接要請したいとの考えを示しました。