川崎FW家長昭博「僕たちがいいタイミングでボールを引き出せなかった」チームは3戦無得点で2連敗
◆明治安田J1リーグ第8節 C大阪1―0川崎(13日・ヨドコウ) 川崎はC大阪にアウェーで完封負けし2連敗。チームは2022年第14~16節以来となる3戦連続無得点に終わった。 川崎試合序盤からC大阪の圧力を受け、パスが引っかかる状態が見受けられた。鬼木達監督は「外から見ている圧力と中で感じる圧力では、もしかしたら違ったのかもしれません。ただ、時間とともに空いている場所を見つけながらやっていたと思います。抜け出した後にもう少し前を向いてできれば。ただ、そこも最後は人がいることによってプレッシャーを感じていたのかもしれないです。実際にはそんなにはまるような形ではなかったと思います」と振り返った。 FW家長昭博は「うちの選手は迷う部分もあったと思う。僕たちがいいタイミングでボールを引き出せなかった」と説明。MF脇坂も意図的な攻撃ができなかったことに「自分の立ち位置だったりの質が低かった」と振り返り「少し急いでつけてしまっているところと、スムーズに運べるシーンで大事に持ってしまったところもある。そこのジャッジのところは認知の部分なのか、そこで実行するという判断のところなのか。そこでのミスが多かったのかなと思います」と説明した。 ボランチで先発したMF山本は「ビルドアップの人数をかけて安定して前に運んでいくのは、ここ最近の狙いでやっている。ボールの周りに人はいるけれど、効果的なところに人が立てていないかな。流動的にやるなら別だけれど、相手が嫌がる動かし方が今はまだできていないかなと思う。その分、攻撃でいい形でゴール前に入っていくことが少ないので、そういうのを作っていかないといけない」と成熟度を高めていく必要性を感じた様子だった。 前節は町田、今節はC大阪と勢いがあるチームに0―1が続いている。家長は「結果が出ている分(相手は)やることがはっきりしているという印象を受けた」と相手の差を挙げていた。
報知新聞社