９回、打球が顔に直撃してベンチに下がるオースティン（撮影・堀内翔）

　　「マイナビオールスターゲーム２０２４・第２戦、全セ１０－１６全パ」（２４日、神宮球場） 【写真】白いユニホームについた鮮血　ミットで口元を隠し苦悶の表情 　ＤｅＮＡのタイラー・オースティン内野手が打球を顔面に受けて流血。途中交代するアクシデントがあった。 　九回１死から辰己が放った一塁への痛烈なゴロが、人工芝とアンツーカーの境目に当たってイレギュラー。大きくバウンドして顔面を直撃した。 　神宮球場は悲鳴に包まれ、助っ人はその場にうずくまった。慌ててトレーナーが駆け寄り、タオルで顔面をおおいながらベンチへ。ユニホームには血がついており、ダメージの大きさを物語った。 　岡田監督は即座に交代を決断。一塁守備には小園が入った。ベンチへ引きあげる際にはスタンドから大きな拍手が注がれたが、後半戦へ影響がないか心配だ。 　オースティンは辞退したＤｅＮＡ・筒香に代わってオールスターに出場。代打で登場した五回にはマチャドから１点差に迫る２ランを左翼席にたたき込み「風のおかげで入りました。うれしいです」とコメントし、大歓声を浴びていた。 　三浦監督は試合後、「今クラブハウスに戻っているので見てもらっている。心配ですけど、状態が分からない」と現状を明かし、「心配は心配ですよもちろん。口元でしたね。様子を見てみないとわからない。軽傷であることを願います」と語った。全セを率いた阪神・岡田監督は「分からん、分からん」とだけ言い残して球場を後にした。 　試合はパ・リーグが２６安打１６得点で記録ずくめの乱打戦を制して第１戦の雪辱を果たした。