「110番の日」白馬村出身の国本梨紗さんが適正利用を呼びかけ【長野】
1月10日は語呂合わせで「110番の日」です。とんでもない通報が後を絶ちません。白馬村出身のタレント・国本梨紗さんが110番通報の正しい利用を呼び掛けました。 ■国本梨紗さん 「緊急通報110番です。事件ですか?事故ですか?」 白馬村出身のタレント国本梨紗りさ)さん(21)。 県警本部の「一日通信指令課長」に任命され、110番通報を受けるデモンストレーションを行いました。 ■国本梨紗さん 「(Q・財布を落としたので届け出をしたいのですが?)こちらは緊急通報110番です。 恐れ入りますが落とし物は最寄りの警察署・交番へお問い合わせください」 不要不急の通報や無言電話・いたずら電話は後を絶ちません。去年、実際にあった通報には、こんなものも… ■男性「雨が降っていて帰れないので迎えに来てほしい」 ■女性「タクシーを呼んでほしい」 ■男性航「空券をキャンセルしたい」 ■女性「洗面所の水がお湯にならない」 去年の110番通報の件数は全体でおよそ11万3000件。このうち不要不急の通報はおよそ9300件で、前の年に比べて500件近く増えました。 ■県警本部通信指令課・赤羽光輝課長 「そういった(不要不急の)電話が増えると、本当に警察の対応が必要な電話を受けられなくなってしまう。そういった電話はなるべく無くしていただきたい」 また、去年、スマートフォンの誤作動などによる意図しない110番通報は、おととしから減少したものの依然、1万件を超えています。 ■国本梨紗さん 「110番通報の適正な利用、そして、いざ今必要だと思った時にためらわずに通報できるように呼び掛けたい」 県警は、急を要さない困り事や相談は警察相談ダイヤル「#9110」を利用すること、スマートフォンの誤作動を防ぐため設定を見直すことなどを呼び掛けています。