【フィリピン】基地転換公社、空飛ぶクルマで豪社と提携
フィリピンの基地転換開発公社(BCDA)は3日、温室効果ガスを排出しない「空飛ぶクルマ」の普及に向けて、オーストラリアの航空宇宙スタートアップ(新興企業)のAMSLエアロと提携したと発表した。事業化調査に向けた準備段階となる。 基地転換開発公社とAMSLエアロは、低コストでの電動式垂直離着陸機(eVTOL)と、燃料となる水素の戦略的な生産体制づくりのエコシステム開発に向けて提携し、相互に知見を共有する。 AMSLエアロは、オーストラリアのシドニーを本拠に、空飛ぶクルマと呼ばれる垂直離着陸機(VTOL)の開発実績を持つ。水素燃料電池を動力源とし、移動時には温室効果ガスを発生させない。フィリピンでの導入により、島しょ間の移動や物流の脱炭素化が期待される。