6年ぶりの名古屋大会に燃える大岩龍矢「声出し対決だ! 声を出して勝つ!」と打倒アギーレを宣言【Krush.168】
Krushの6年ぶりの名古屋大会となる「Krush.168 ~in NAGOYA~」(11月23日、愛知・名古屋国際会議場)の第1弾カード発表会見が10月8日、都内で開催された。 名古屋出身でKrushライト級王者の大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がメインイベントでトーマス・アギーレ(アルゼンチン/Dojo Serpiente)と対戦する。 Krushは2013~2018年に名古屋大会を開催。大岩は7月の後楽園大会で王者・伊藤健人を破り王座を獲得したのだが、試合後のマイクでここ最近行われていない名古屋でのKrush開催をアピールした。これを受け、宮田充Krushプロデューサーが開催に向け動いたところ、かつて使用していた名古屋国際会議場に11月23日に空きがあったことから開催が実現した。 宮田氏によると大岩の相手については9月のKrush後楽園大会で行われたライト級戦2試合「ゴンナパー・ウィラサクレックvs上野空大」「“狂拳”竹内裕二vs弘輝」の結果いかんでタイトルマッチの可能性もあったのだが、ゴンナパーが体重超過の上でのKO勝ち、弘輝はKO勝ちしたものの今年2月に体重超過の上で大岩に判定負けを喫しているとあり、こちらのメンバーからの選考は白紙に。そんな中、その翌日に行われたK-1代々木大会で開催された「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」に出場し、1回戦で中国のメン・ガオフォンを破ったアギーレが浮上。アギーレはアルゼンチンではWGP Kickboxingスーパーライト級(-64.5kg)王者で今回、K-1グループのライト級(-62.5kg)に落とせるか打診したところ「落とせる」との返答で今回の対戦が決まった。
今大会のアンバサダーを務める佐藤嘉洋氏は「かなりかみ合うと予想している。大岩選手は剛腕。アギーレ選手は前回、2試合フルに戦い抜いてもピンピンしていたらしい。その外国人特有の頑丈さと馬力があると思う。日本人選手と外国人選手の差は身体能力と馬力の差が一番かと感じている。久しぶりの名古屋でのKrushのメインイベントで世界レベルのアギーレを相手にハイレベルかつパワフルな戦いを期待している」と大岩のファイトに期待をかけた。 大岩は「王者になって何か貢献したい。王者として何かできることはないかと考えていて、その一つが名古屋にKrushを持ってきて、格闘技業界を盛り上げることだった。それができてうれしく思う。対戦相手はこの前のK-1の大会で、1回戦で武林風の王者を1回戦で倒しているかなりの強敵。僕がいつかやるだろうなと思っている朝久選手も武林風の王者。めちゃくちゃいい相手だと思って即決でお願いした。強敵だと思っているけど、ここで勝てばめちゃくちゃおいしい。Krush王者の強さを見せられると思う」と語った。