【NFL】安定したリーダーであるために”しかめ面”をしているとベンガルズQBバロウ
現地3日(日)に圧勝したラスベガス・レイダース戦で、タッチダウン5回という好パフォーマンスを見せたシンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウは、サイドラインでしかめ面をしているところを見られており、試合後には喜べることはあまりなかったとも話している。
バロウはその2日後、自身の表情と発言はベンガルズが4勝5敗という厳しい状況に陥った後の気持ちを表していると指摘。また、レイダース戦における締まりのない終わり方も試合後の発言に影響を与えたようだ。バロウの態度は、現在の状況に動じることのない、成長を続けているリーダーの姿を反映している。
『ESPN』によると、バロウは火曜日に「俺は自分の感情をそれほど表に出してこなかったのかもしれないけど、もっと表に出すことを意識してきたし、ロッカールームのみんながもっと俺に感情を出してほしいって思っているのは分かっている。良いときも悪いときもね」と語り、こう続けたという。
「でも、俺は感情をポジティブに表現して、うまくいかないときにそれを隠すっていうことはできない」
今シーズン、バロウはパス成功率(70.2%)、パスヤード(2,244ヤード)、タッチダウンパス数(20回)、パサーレーティング(108.1)でNFLトップ5につけている。そして、パフォーマンスが向上するにつれて、リーダーとしての自信も高まっているようだ。
バロウは「自分の感情がポジティブな形で周りに影響を与えているのは分かっている」とコメント。
「クオーターバックとしては難しいことだ。俺は感情が上下したり、怒ったり喜んだりしていないときこそ、最高のパフォーマンスを発揮する」
ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスは、バロウは常に模範的なリーダーだったが、現在はさらに積極的に発言し、全員に責任を持たせるようになったと指摘している。
チェイスは「でも、彼はいつもそうだ。ずっと自分に基準を課すタイプの人だったし、今はそれをもっと声に出してやっているだけだ」と語った。
シーズン序盤の低迷から抜け出すために、バロウが最高のパフォーマンスを発揮することを必要としている4勝5敗のベンガルズは、木曜夜にボルティモア・レイブンズとの大一番に臨む予定だ。ベンガルズは直近3回の対戦でレイブンズに敗れている。