現在首位もリヴァプールの試練はここから始まる 注目集める勝負の7連戦
ベテランたちの躍動に期待
今季のリヴァプールはプレミアリーグ開幕から7節で6勝1敗の首位に立っており、最高のスタートダッシュを切っている。ユルゲン・クロップ前監督からアルネ・スロット新監督に切り替わった中で生まれた不安視を一掃するような戦いぶりをここまで見せてきた。 しかしながら、リヴァプールは7節終了時点でプレミアリーグ17位、11位、14位、10位、13位、20位、18位のチームと対戦してきており、決して今季好調と言えるようなチームとはまだ戦ってきていない。カラバオ・カップでの勝利は12位のウェストハムとの対戦で、チャンピオンズリーグでの勝利も、セリエAで6位のACミランと13位のボローニャとの対戦だった。 そして、リヴァプールにとっての勝負の7連戦がここから始まる。チェルシー、RBライプツィヒ、アーセナル、ブライトン2連戦、バイヤー・レヴァークーゼン、アストン・ヴィラとの連戦は、リヴァプールが争うタイトルレースを狂わせる可能性と、複数タイトル獲得挑戦への足がかりとなる可能性を同時にはらんでいる。 だからこそ20日に行われるチェルシー戦は、リヴァプール目線で言えば決して躓くわけにはいかない一戦だろう。スロット監督も「近年、彼らは多くの批判を浴びたが、現在を見れば、彼らはすでに今後3、4年の大きな脅威になってくる」とチェルシー戦の重要性と警戒感をこれまでのインタビューで語ってきた。 また、今季と昨季の大きな違いと言えば、クロップからスロットへの監督交代もあるが、もう一つ挙げるとすればCLの存在だ。昨季はプレミアリーグで82ポイントを獲得の3位となったが、一昨年度が5位に終わったこともあり、CLには参加できなかった。 白熱するプレミアリーグ首位争いとハイレベルなCLを戦い抜く中で、カギを握るのはクロップ政権下で酸いも甘いも経験してきたファン・ダイクや、モハメド・サラーといったベテランスター選手たちだろう。今後の激戦必至な7連戦の中で、経験豊富な彼らの躍動に期待したいところだ。
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