【陸上】100mH玉置菜々子が現役引退「私の人生の誇り」小学生から全国クラスで国士大時代には日本一タイトルも獲得
スズキアスリートクラブは、9月30日をもって女子100mハードルの玉置菜々子が現役を引退したと発表した。 100mH玉置菜々子の引退コメント全文、中村明彦ヘッドコーチのコメントはこちら 玉置は北海道札幌市出身の24歳。小学生時代から全国トップクラスのスピードを持ち、全国小学生陸上交流大会100mで3位になった。中2からハードルや混成競技に取り組み、中2のジュニア五輪100mハードル3位、3年時の全中四種競技は7位に入っている。 札幌啓成高では1年目からハードルでインターハイに出場。秋の国体でも7位になった。高3では100mハードルで13秒69をマーク。国士大では3年時の日本学生個人選手権を13秒30の好記録で優勝している。秋の日本インカレでは13秒26(当時学生歴代6位)をマークするなどトップハードラーとなった。翌年も日本学生個人選手権を連覇している。社会人になってからはケガに泣かされたが、今年5月の木南記念では13秒38をマークしていた。 玉置は同社を通じ、「入社2年目、そしてなかなか納得できる結果を残せていない状況での引退となったこと、応援してくださっていた皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そしてそれ以上に、これまで私の競技人生に関わってくださった皆様、応援してくださった皆様に感謝しております」と綴り、「競技に出会った10歳からずっと憧れていたチームに所属できたことは、私の人生の誇りです」とコメントしている。 今後は浜松本社で社業に専念するという。恵まれた体格を生かしたハードリングで会場を沸かせてきた玉置。次のステージでも、持ち前の明るさとガッツで目の前のハードルを一つずつ跳び越えていく。
月陸編集部