佐々木朗希 20球団が獲得意思 本命視のドジャース含め既に数球団と面談、23日までに契約見通し 代理人明かす
ロッテからポスティングシステムを使って米大リーグ移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の代理人を務める大手事務所「ワッサーマン」のジョエル・ウルフ氏が30日、オンライン取材に応じ、30球団のうち20球団が獲得意思を示し、既に数球団と面談を実施したことを明かした。また、1月15日から交渉期限の23日の間に契約を結ぶとの見通しも示した。 代理人のウルフ氏によると、メジャー30球団のうち20球団が獲得意思を示し、趣向を凝らした資料や映像を送付してきたという。具体的な球団数は「いくつか」と明らかにしなかったが、既に8日間にわたって面談を実施。佐々木の意向で公平を期すため、面談は全て代理人事務所で行われ、時間も1球団2時間の制限が付いた。また「ミーティングには(現役)選手を同席させないでほしい」という要望があったという。 さらに「彼は面談に臨むチームに『宿題』を与えた」とウルフ氏。各球団に対して育成方針について詳細な説明を求め、GMや監督、投手コーチらからの話に熱心に耳を傾けたという。熱のこもった争奪戦を同氏は「まるで『ロウキ映画祭』のようだった」と表現した。 米メディアは本命視されているドジャースの他にヤンキース、メッツ、カブス、ホワイトソックス、ジャイアンツ、レンジャーズの7球団が既に面談を終えたと伝えている。さらに30日にはパドレスの地元紙サンディエゴ・ユニオン・トリビューン(電子版)が、パドレスも面談していたことを報じた。 ポスティングシステムに関する規定によりドラフト対象外の25歳未満の外国人選手は、1月15日から契約が可能になる。ウルフ氏は「(15日にすぐサインするとは)現時点では思っていない」と語り、15日から交渉期限の23日の間に契約を結ぶ見通しを示した。佐々木は既に帰国しており、今後球団を絞り込む方針。年始に再渡米して、追加で1、2球団と面談する可能性もあるという。