今週の日本株市場がコロナ後「最大の正念場」を迎える理由
今週15~16日に開催されるFOMC。パウエル議長らFRB幹部はいかなる政策を打ち出すのか(写真:ブルームバーグ)
前日比972円高(一時は同1002円高)で「やっと自律反発」と安堵した、3月10日の日経平均株価。翌日もう一段高すれば……と期待したが、11日には結局、同527円安(一時は同723円安)。ほぼ“往って来い”と言ってもいい急反落に、あらためて東京市場の株価の“腰の弱さ”を思い知らされることとなった。 それでも、心理的にフシ意識の働きやすい2万5000円台を維持して終わったことで、チャートが完全に崩れたわけでなく、14日からの3月第3週に底入れへの期待を託す形となった。 これで日経平均は4週連続のマイナス。2020年3月のコロナショック時に5週連続のマイナスを記録して以降の2年間、週間での負け越しは「4週が限度」という記録が残っている。その意味で、正念場の週ということになろう。
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岩本 秀雄