外国人観光客に「円安は最大のインセンティブ」小池都知事が会見6月10日(本文2完)
「もっとTokyo」のインパクトは想定内か
読売新聞:読売新聞です。「もっとTokyo」でお伺いしたいんですけど、まず電話がつながらなくなったり、ネットがつながらないほどのインパクトというものを知事は予想してらっしゃったのか、また、そういう状況について、どのように今、【東京で 00:38:43】考えてらっしゃるかということと、もう1点、観光業はこの2年半余り、もう相当痛めつけられてますが、これによってどの程度の回復の弾みになるというふうにお考えなのか、そしてトライアルが終わったあとには、どういった本格的なプラン、少なくともこういったことを柱にしたいという意欲が何かあればお聞かせいただけますか。 小池:ホテルなどによっては売り切れというような状況が発生しているということであります。できるだけいろいろな、偏りがないような形でそれぞれお選びいただければと思います。先ほども申し上げましたように、2つの、こちら、ワクチンの3回目接種の促進と、それから都内観光の促進という両方でありますけれども、多くの方は3回目のワクチンを受けていただいているということがその背景にあるかと思います。今、トライアルでありますので、今後、国のGo To トラベルの動きであるとか、そもそもの感染状況を見ながら、それから判断するということです。 観光業界の方々は、やはりこの間、本当苦しかったということは、一番厳しいっていうところだったのではないかなと。そういう意味で、感染状況が収まって、そしてより自由に動けるような環境にまで持っていけるように、このトライアルの期間も生かしていただきたいと思います。じゃあ最後、どうぞ。
訪日客の今後の動向をどう見ているのか
日本経済新聞:日経新聞の牛山です。関連してですけれども、先ほど、知事、ご指摘のあったインバウンドの受け入れ再開についてですね。円安ともなれば、海外から来る方にとって追い風になると思いますが、その辺りどうみていらっしゃいますでしょうか。 小池:まさに今、海外からの観光の皆さんにとっては、この円安というのは最大のインセンティブだというふうに思います。また、海外での感染状況などを見ながら、水際での対策など、ポイントを押さえた形での対策というのが必要だと思いますし、また、先日のThe World Economic Forumの調査の中で、行きたい、最も観光のデスティネーション、目的地としてどこがいいかという中で日本というのが出ていました。そういう中で東京として多くのお客さまを安全に迎えられればと思いますし、また、しっかりと日本における対策についてはお伝えすることが、それぞれの観光の現場などでエネルギーを使わないようにできるように、お店ごとにマスクをするのしないのといったことで説明が必要だったりしますので、そういったことについては細かな情報発信ということも必要なのではないかと。 日本経済新聞:ありがとうございます。 小池:では終わります。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事が会見6月10日