ご覧、高層30階から見る東京の街並みを…湾岸タワマン生活を謳歌していた「月収150万円・37歳エリートサラリーマン」、5年後の哀れな凋落
ひと昔であれば特別な存在であった「億ション」が当たり前となり、一般の人でも購入するケースも珍しくありません。そのようななかささやかれているのが、「ローン破綻が増加するだろう」というイヤな予測。しかし理由を紐解いていくと、納得することばかりでした。 【早見表】3,000万円30年返済の住宅ローン…金利差による利息分
タワマン30階からの眺望を自慢しまくるエリートサラリーマン
株式会社不動産経済研究所『首都圏 新築分譲マンション市場動向 2024年8月』によると、首都圏(一都三県)の平均価格9,532万円、平米単価146.8万円でした。 地域別にみていくと、23区では引き続き、平均価格は億超え。いわゆる「億ション」は特別なものでしたが、最近はそれほど珍しいものではなくなりました。 ・東京23区:平均価格1億3,948万円、平米単価212.2万円 ・東京都下:平均価格5,148万円、平米単価81.4万円 ・神奈川県:平均価格5,995万円、平米単価92.7万円 ・埼玉県:平均価格5,382万円、平米単価90.2万円 ・千葉県:平均価格5,293万円、平米単価73.6万円 23区の価格を押し上げているのが、都心のタワーマンションを中心とした高額レジデンス。23区の新築マンション価格の中央値は8,000万円台といわれていますが、一部の高額物件により平均値は上昇。平均値と中央値の差は拡大の一途だといいます。 また都心のタワマンといえば、以前は一部の富裕層への限定的な販売が主流でしたが、現在は一般層への販売へと広がっていきました。それでも高層階となると一般の人では手が出せない価格。特別感はいまなお健在です。 ――やっぱり、タワマンの高層階に住んでいることは自慢だったよう かつてタワマンの高層階に住んでいた知人男性の話をしてくれた鈴木麻衣さん(仮名・32歳)。 ――いまから5年ほど前の話ですが、知人は当時37歳で独身。外資系のコンサルティング会社で働くエリートでした。――アプリで知り合い、何度か食事をしたら、「うちに遊びにおいで」と誘われて。知り合って間もないのにひとりで行くのは怖かったので、友人を連れて行ったんです、湾岸のタワーマンションの30階に ――家に着くなりリビングに通されて「ご覧、高層30階から見る東京の街並みを」と自慢されました(笑) 眼下に広がるのはお台場など湾岸エリア。リビングにはカーテンがなく、いつでも窓の外の景色を眺めることができたといいます。 ――確かに窓からの景色はすごかったですね
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